こちらで笑の壺売ってます

もしも家族が認知症になったら?現役介護士が教える対応の仕方と思考法

もし自分の家族が認知症になったら・・・不安を抱えている方やすでに認知症の家族の面倒を家で24時間体制で見てる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方に向けた対応法のヒントを12年間の仕事で身につけた私から解説できればと思います。

できるだけ専門用語を使わずに解説できればと思いますのでよろしくお願いします。介護知識の研修としてもご自由にお使いください。

認知症の簡単な基準

  • ご飯のメニューを覚えていない→認知症じゃない可能性がある。
  • ご飯を食べたこと自体を覚えてない→認知症の可能性がある。

※正確な認知症の診断は専門医を受診してください。

認知症の症状は人それぞれです。

ご飯を食べたことを覚えていても認知症の方はたくさんいます。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

脳の中では何が起こってる?

認知症の方の頭の中で何が起こっているか行動に移すまでを二段階に分けて解説します。

例えとして昼間に外で雨が降ってるけど買い物に出かけることにします。

一段階目  認知症の人全員の脳の中で起こってること

記憶・・・ものごとを記憶できなくなってくる(雨が降っていることはわかるが玄関に行くと雨が降っていることを覚えていない)

判断力・・・事象に対して筋道を立てて考えることが難しい(雨が降ってるから傘をさそうという考えに達しない)

問題解決・・・予想外のことが起こると混乱してしまいます(玄関開けたら雨が降っている・・・濡れるの嫌だなぁどうしよう・・・)

計画を立てる・・・計画を立てて行動することが難しくなってます(今から絶対に買い物に行かなき食べるものが何もないのに・・・濡れながら行くしかないのかなぁ・・・)

ここがどこか?今の季節や時間は?・・・四季や日付、時間がわからなくなってしまいます。(夕飯まであと1時間くらいしかない・・・)

行動、ものの使い方、ものや人の名前がわからなくなる・・・傘はあるけどどうやって開くんだろう・・・レインコートが着れないわ)

二段階目  心理症状や行動にうつす

妄想・・・記憶がないために被害妄想や物取られ(お気に入りの傘がないけど嫁に持っていかれたんだわ)

独り言・・・一人じゃなければ誰かを相手に必要以上に話しかけたり、独り言をずっと話してます。(雨降ってる。どうしよう濡れちゃうな・・・どうしようかな・・・雨が降ってるな・・・)

ウロウロ歩き出す・・・ここがどこかわからなかったり時間がわからない(朝、昼、夜といった大体の時間も)、落ち着きがなくなります。(もしかしたら居間にあるかも・・・台所にあるかも・・・とりあえず出掛けられない・・・)

依存・・・誰かに必要に依存してしまいます。(困った・・・いつものお医者さんに電話しようかしら)

外から見たら意味不明な行動・・・ポケットに入るだけタオルを入れてみたり謎な行動にでます。(この靴少し大きいけど私の『本当は息子』だわカバンに入れておこう)判断力記憶力がないためです。

小さいことを異様に気にする・・・過去の経験がなくなっていたり、判断力の低下から思いこみや心配をしすぎます(このまま私餓死しちゃうんだわ・・・)

その他この例えではあり得ないので書きませんでしたが不潔な行動食べ物でないものを口に入れたり、「家に帰る」と家の外に出ようとする

夜に寝ないで活動している。などが二段階目で行動として起こります。

この様な行動を親や祖父母などの家族にされると精神的にキツくなってしまいますよね。ではどのように対応すれば良いでしょうか?

ここで全ての行動は二段階で起きてることに注目します。一段階目の問題が解決すれば二段階目には移りにくいということです。

被害妄想や物取られ・・・いきなり難しい課題ですが記憶判断力が悪くなっているので自分が対応するのであればとにかく日頃から対象者とコミュニケーションをとって自分は敵対する相手ではないことを刷り込ませます。

それでも妄想のターゲットに必ずならないわけではないですが確率は下がります。

介護をする方の精神状態を少しでも良く保つことがとても大事だと思います。

独り言や同じ話を何度も言ってくる・・・独り言なら気が済むまで言わしてあげればいいと思いますが同じ話を何度もされて疲れる場合は話を逸らしてみたりたまに答えをわざと変えてみると違ったリアクションが返ってくることがあります。

絶対にやっていけないことは「それさっき言ったでしょ?」「何回同じこと言ってるの?」と言い返してしまうことです。本人は記憶がなくなっているので常に1回目のつもりで話しているので本人のフラストレーションが溜まるだけです。

ウロウロ歩き出す・・・これも安全な範囲なら歩かせていいと思います。

記憶がなくなってることと判断力がなくなっているので不安感や焦燥感が高い可能性があります。

鍵をかけたり扉を開かないようにして行動を制限することはその場ではいいかもしれませんが、長期的にみると本人にフラストレーションが溜まったり強引に突破してかえって危険な場合があります。

行って欲しくない方向に行こうとするならば「どこに行くんですか?」と声がけし一緒に行きながら「今工事中なので」とか行くこと自体を否定せずに話を逸らし歩く方向を変える。

もしくは洗濯物たたみや、新聞を勧めるなど別の行動をさせることもいいかと思います。

依存・・・男女の性別の違いや誰か特定の人とじゃないとお風呂に入らない、オムツを交換させてくれないなどでお困りの方も多いのではないでしょうか?

これはできれば時間をかけて本人を納得させるのがベストだと思いますがとにかく強引にやるのはあまりお勧めできません。

薬やオムツなど時間をかけられないものもあるかとは思いますが予想外のことが起こると混乱してさらなる依存や介護拒否につながる可能性が高くなってしまいます。

意味不明な行動・・・これも困るものでなければ好きにさせていいと思います。例えばポケットに大量のタオルが入っていたら「綺麗なタオルですね。ちょっと見せてください。」と本人の行動を否定しない様に預かる。

または大きく名前が書けるものであれば名前を書いて本人のものではないことを判断してもらえるのがいいかと思います。

認知症に対する基本的な対応に書いてみましたがどうでしょうか?認知症の症状は本当に様々でこれが100点満点の答えではないです。ご了承ください。


在宅での介護されてる方には本当に頭が下がります。

くれぐれも自分の体と心に無理のないようにされてください。

場合によっては地域包括支援センターという介護に関する相談機関が各中学区内に1つの基準で設置されてますので相談されてみてはどうでしょうか?

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。